網走監獄|資料館|農場獄舎札幌帰路
 チョット怖い休泊所!
受刑者が塀の外に出て、作業をする時に仮小屋で寝泊まりした休泊所。
「朝だよ〜!」と起こすシノ。
一人一人寝ている表情が違い、当時の苦しかった様子がよくわかる。
食事は、立って食べていたようだ。
「足、怪我したの?がんばれよ!」と、受刑者を勇気付けるユウちゃん。
表情があまりにもリアルな為か?チョット怖い休泊所を出て、次の施設を廻ることに。
 刑務所職員の官舎
懐かしい佇まいの建物は、刑務所の職員官舎。
明治45年に建てられ、昭和50年代まで網走川の両河畔に176戸立ち並んでいたそうだ。
「いや〜懐かしい。小さい頃、こんな長屋建ってたなぁ。」と、ユウちゃん。
年バレるぞ〜。
中に入ると、勤務を終えて帰ってきたお父さんと夕飯の準備をしているお母さん、そして楽しそうに遊んでいる子供達の様子が再現されていた。
「お父さん!近代的なタバコいかが?」と、お父さんに話し掛けながら、タバコを勧めるユウちゃん。
何故か人形を見ると話しかけたくなるらしい。
「お姉ちゃん、けん玉やろ〜」と、シノまで人形に話しかける。
そして、台所へ行ってみると「一度やってみたかったのよねぇ。」と、台所にあった水も入っていないヤカンで飲もうとするシノ(左写真)。
それもそのはず!この日の気温は28度もあるのだ。
暑さで壊れてきたかな?
 耕耘庫と漬物庫
農作業に必要な農具を作っていた倉庫と収穫物で作る漬物庫が隣接している。
何から何まで受刑者が作業していたのが、つくづくわかる。
受刑者になって鍛冶仕事をするユウちゃん(左写真)。
叩いているのは受刑者のアタマだろ!
フクちゃんは、「100年物の漬物いかが?」と、自ら漬物になってしまった。(右写真)。
たくあんを作っていたそうだ。
 資料館へ
明治から現在までの行刑の変遷を刑務所内での生活や規則、刑務作業の様子を再現している資料館へ行ってみる。
正面入り口から入ると、護送されている受刑者と看守がお出迎え!
キャラバン隊全員「うぉ!」と、驚く。
現在は、車で護送されているが、昭和21年頃まで歩いて護送されていたそうだ。
常に看守に監視されながら、作業する受刑者(左写真)。
その受刑者の横で、「どう?似てる?」と、ワラジを作っているフリをするフクちゃん(右写真)。
様になっているのが不思議である。
説明書きを読むと、北海道の開拓は、主に当時の受刑者が作業していたそうだ。
素足にワラジの格好で岩盤を取り除いている様子の受刑者に「頑張ってねぇ〜。」と、手を振るさっちゃん(左写真)。
「腰、悪くしそ〜。」と、カメラを石代わりにしてマネするフクちゃん(右写真)。
次のページでは、農園作業の様子を紹介しよう!
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